広がる反戦運動と不気味な緊迫感
広がる反戦運動と不気味な緊迫感
ロシアによるウクライナ侵略が
2週目に突入しました。
連日報道される緊迫した情勢に、
ここドイツでも、
住民の不安は日増しに深刻化しています。
もしかしたら、
ここも戦場になるの???
いや、そんな訳ないよ。
NATO加盟国の領土が侵害されない限りは、
ドイツも攻撃しないのだから。。
ところが、
昨日のザポロジエでのあわやの原子炉攻撃で、
キリスト教民主同盟(CDU)の党首、
フリードリヒ・メルツ氏は、
「原子力発電所の破壊で西欧も被害を被れば、
NATOへの攻撃とも見るべきだ。」
と共闘する可能性を示唆しました。
「核」という最悪のシナリオも想定して、
薬局にヨウ素剤を買い求めに来る客が後を絶たない、
とも報告されています。
しかし、自治体は、
市民に配布できるだけの十分なヨウ素剤の確保があることと、
自己判断でのヨウ素剤の服用は危険だと
注意を呼び掛けています。
今日、スーパーに行くと、
戦争反対の姿勢を示すため、
ロシア製品が棚からすべて撤去されていました。
このように、あちこちで
「ロシア製品お断り」を掲げ、
ウクライナへの連帯感と反プーチンの動きが広げられています。
ベルリンで50万人、ケルンでも25万人、、、
と連日、全国的に反戦デモ行進が行われていますが、
この稀にみる規模の大きさから、
人々の停戦への切実な願いが感じられます。
たとえ、長年に渡って
西側に裏切られてきた怒りだとしても、
制裁を顧みない、
かつての「兄弟国」への
一方的な侵攻は狂気とも言えます。
世界を動かす政治家たちが、
これ以上の紛争の暴走化を避けるよう、
地球と人類を守るために正しい判断をしてほしいと
願うばかりです。